「おひとり様」の見守り~亡くなった後のお手続きまでまるごとサポートします、千葉市稲毛の見守り隊、行政書士の礒貝です。
「後見人」という言葉を目にしたり聞いたことはありませんか?「見たことない」という人も多いかもしれませんし、聞いたことはあっても具体的に何のことか分からない方も多いでしょう。

時々ニュースで、「後見人」をしている人がお金を使い込んで逮捕されたというのを、ご覧になったことはありませんか。いきなり悪い印象から入ってしまいました(-_-;)
一人暮らしで家族がなく、そのような人が認知症になったら心配です…一例ではありますが、このような自分で自分自身や財産を管理・守ることができなくなってきた人のために「後見人」がお仕事をします。
「後見人の仕事」として挙げられるのが「財産管理」と「身上監護」です。
「財産管理」では、毎月の光熱費の支払いや年金など入金の確認、不動産権利証や実印、印鑑登録カードの保管、又、本人が家に住んでいない場合は庭や家の様子を見に行くなどして本人の財産を適正に管理し、本人の利益を保護します。
「身上監護」では、介護施設への入所の手続きや入退院の手続き、福祉サービスの利用手続きなど、本人の意思を尊重しつつ安定した生活をおくることができるよう手伝わせていただきます。「手続き」という字が多いように、直接お買い物に行ったりお料理をしたりはしません。(←基本…とはいえ)
「後見人」の仕事は「これをやったらダメ」というものはありますが(使い込みはダメです)、「これさえやっていればいい」というものでもないと思います。相手は人です。習慣や考え方も当然「後見人」とは違います。本人がどのような生き方をしてきたのか、背景やこれからの生き方・考え方(ご本人の気持ちを聞くことが出来ればいいのですが)を知っていく必要があります。「後見人」と本人とは、長いお付き合いになります。
一言で「後見人」と言っても、法律に定められている「法定後見人」と、契約による「任意後見人」がいます。
次回、ご説明致します。