誰の世界?…映画『ファーザー』

「おひとり様」の見守り~亡くなった後のお手続きまでまるごとサポートします、千葉市稲毛の見守り隊、行政書士の礒貝です。

日本のエーザイ㈱とアメリカの製薬会社が共同開発したアルツハイマー型認知症に対して初めてとなる治療薬がアメリカで承認されました。これがいずれ日本でも承認されれば有難い…と思っています。

が、この映画を見終わった時には、このニュースが光り輝いて、一日も早く薬が普及してくれることを祈っていました。

この映画で、主演したアンソニー・ホプキンスがアカデミー賞をとったことでも注目を集めましたが、これは誰が主役なのでしょう。

認知症である父親の行動を見つつ、彼の世界を一緒に見ている、なんとも複雑で、最初は見ている私も困惑したりイライラしましたが、だんだん絶望していくのです。

他の人が認知症だと聞くと、「その人のことを尊重して」となるのに、これが自分の親であると、「しっかりして!」って怒ってしまうのだろうな~と。自分は認知症にならない、と思っているところが、この仕事をしていてもそうなのです。

次は楽しい映画を見ることにします。