遺言書は書いたほうがいいです!かつてのように、長男に全部財産を渡す時代は終わっています。今は長男も末っ子も男も女も関係ありません。民法にも「遺留分」というものがあります。先に書いてしまいましたが「遺留分」については後で書きます。
では、子どもがいなければ書かなくていいのか…そんなことではありません。前に『相続』のところで相続人の順番を書きました。子どもがいなければ親や兄弟が相続人になるわけです。亡くなったら、もうそのお金や家や財産はあなたの物ではありません。相続人の物です。なので相続人にすれば、同じ相続人の中でも「良い物」を少しでも「多く」欲しい!と思う人が出てきても不思議なことではありません。聞いたことありませんか?親の相続をきっかけに兄弟が疎遠になってしまった、なんて話を。血がつながっていてもお金がからむと人間変わるのかな~と思います。なので、元気に生きている今のうちに、あなたの財産であるうちに「遺言書」を書きましょう。
なんだか、前振りが長くなってしまいましたが、今回のテーマのとおり、いざ遺言書を書こうと思っても何を書いていいかわからない…と悩むと思います。いや、悩みます。
そもそもどう書き出したらいいか、どのように書くものなのかわからないですよね。
そのとおり、書く前の準備が必要なのです。
まず、推定相続人を紙に書き出してみましょう。
次に、財産を書き出す。これはお金などのプラスのものだけでなく、借金などのマイナスのものも書き出してみましょう。
そして、推定相続人ではないけれど、財産を渡したい人がいればその人についても書き出す。特定の人に渡したい物があるならそれも書き出しておきましょう。相続人でない人には、遺言書がないと、亡くなった後では、財産を渡せませんからね。
今日は、ここまで。