「おひとり様」の見守り~亡くなった後のお手続きまでまるごとサポートします、千葉市稲毛の見守り隊、行政書士の礒貝です。
金曜日は、尊厳死協会の講師から『尊厳死』『リビング・ウィル』について詳しくお話しをしていただきました。

「尊厳死宣言」を紙に書いたからといっても必ずしも、その通りにはならない場合もあることや、書いたことを周囲に伝えておかないと気づかれないこともある…ということも聞きました。
そのお話しを聞いていた時に、随分前になりますが、私の祖父のことを思い出しました。
祖父は胃がんで余命宣告をされていました。最後は、病院のベッドから起き上がれず、口か鼻だったかはっきり思い出せませんが、チューブが入っていました。
祖母が毎日病院に行ってましたが、ある日、祖父が突然チューブを取り出したのです。
慌てた祖母は、ナースコールを押して、また今までのように、チューブを入れてもらいましたが、何故祖父は、そのような行動をとったのでしょうか。
祖母に何か話しをしようと思ったのか、それとも苦しいから「もうやめてくれ」ということだったのか。
本人の意思は、元気なうちでないと伝わりません。祖母はいくらお金を払ってもいいから、祖父の延命治療をして欲しいと医師に言っていました。
答えはでませんが、もし、私の終末期に、家族が私の死を受け入れたくないとしても、経鼻チューブ栄養や中心静脈栄養は望みません。これは我儘なことでしょうか。
死ぬときぐらいは、自分の意思を尊重して欲しい…そのような考えの方は「尊厳死」について調べることをお勧めします。今回参加者の皆さんは、とても関心をもたれたので、また企画させていただきますね。