おらおらでひとりいぐも…一番輝いていた時期

「おひとり様」の見守り~亡くなった後のお手続きまでまるごとサポートします、千葉市稲毛の見守り隊、行政書士の礒貝です。

とても気になっていた映画を観てきました。

原作者、若竹千佐子さんで芥川賞をとった作品「おらおらでひとりいぐも」。

子供達も巣立ち、夫婦二人の生活を…と思っていたら、ご主人に先立たれ、ひとり孤独な生活をしている75歳の桃子さんのお話です。

高齢の一人暮らし…朝はいつまでも寝てていいし、行くところは病院と図書館。想像はできていましたが、それを映像で見ていたら、涙がでてきました。

でも、桃子さんは、言っていました。「私が一番輝いていた時期は、いつだった?結婚した頃?2人の子供の世話でバタバタしていた頃?でも、私は、今が一番輝いていると思うの…」。日本の昔ながらの家族に縛られた生活をしていたけど、今は自由に生きられる…。

私を含め、観客は4組。内2組は80代ぐらいのご夫婦でした。夫婦のうち片方が亡くなると…自由な時間を手に入れた半面、すべて自分で考え、自分でやらないといけなくなる夫婦の一方と、「あたりまえ」と思っている生活を送っている中で亡くなってしまう夫婦の一方では、どちらがいいと思いますか?もちろん、二人が元気なうちに「自分の人生」に気づくことができれば一番いいことなのだけれど。

自分の体が思うようにいうことをきかなくなる中、この先も一人で生活していく…私は、「一番輝ける時期」がくるまでに、覚悟と対策が必要です。